「徳地やまのいも」求め盛況 スタミナ食、「南大門」で3月まで販売【山口】
山口市徳地の名産品「徳地やまのいも」が、徳地堀の特産品販売所「南大門」で販売されている。「山のウナギ」と呼ばれ、スタミナ食として地域で重宝されてきた特産物を求めて、県内外から多くの人が訪れている。 徳地やまのいもは強い粘りと甘味が特徴。2020年度に農林水産省の地理的保護制度(GI)に登録され、「食べるJAPAN美味アワード2022」で準グランプリを受賞し、県内外で人気が高まっている。 徳地やまのいも生産組合(伊藤三枝子組合長)では、21人の農家が所属し面積1・1㌶の農地で生産している。昨年度は4・1㌧を出荷し、今年度は例年並みの4・8㌧を見込む。 今年の出来についてJA山口県防府とくぢ北部営農センターの佐井門祐子さんは「異常高温で雨も少なかったが、畑の水を多くし、防虫対策もして品質も味もよい」と話す。 南大門の職員によると、家庭用の50袋はあっという間になくなり、2、3日で入荷分が売れていく人気ぶりという。 3月まで入荷されるが、ピークは12~1月。値段は秀の贈答箱が2㌔4500円、1㌔2300円、優の贈答箱が2㌔4000円。家庭用は1㌔800円から。市内では山口井筒屋でも販売するが、値段は変わる。