「600円しかなく…ガスも電気も止められた」DV受けうつ病なったシングルマザー「生活保護」申請したのに受け付けられず 女性は知人男から殴打され死亡 遺族ら大阪市に要望書『受給できてたら死なずにすんだ可能性』
女性の母親らは、大阪市が生活保護の申請を受け付けて女性の身を守っていれば死亡せずにすんだ可能性がある」として、謝罪と再発防止を求める要望書を市に対して提出しました。 大阪市内で会見を行った母親は生活保護の申請が受け付けられない娘の当時の状況を次のように話しました。 (女性の母親) 「600円しかなく、ガスも電気も止められ、一体どこまで苦しい状況になれば申請を受け付けてもらえるのだろうか。これ以上のどん底って私と娘にとってはないんだけれど、どういう状況が生活保護に受けるのに適切なのかわからないまま、娘の自宅まで帰って、案の定相当娘は落ち込みました」 そのうえで、当時の区役所への対応に悔しさをにじませました。 「亡くなってしまったら、私の気持ちがおかしいのかもしれないが、あの時区役所で生活保護の申請が通っていて、娘の住まいが確保できていれば娘は今も生きていたんじゃないかと思うと、どうしても苦情をいわずにはいられなかったです。娘に対する対応は本当に適正な対応だったのか、そこを明確にしていただきたい」
大阪市「指針に基づき適切に対応する」
大阪市はこの申し入れに対し、「大阪市の定める団体との協議等のもち方に関する指針に基づき、適切に対応していく」としています。