会社員時代に「人生つまんなくて」ラッパーに挑戦した女性が、フォロワー104万人の料理家になるまで
行動力の秘訣は「覚悟」
――やりたいことがあっても踏み出せない人は多いと思うのですが、もあいさんはなぜチャレンジできたのだと思いますか? もあい:覚悟の問題なのかなと思っています。私も滅多にしないのですが、覚悟をしたことは絶対にやり切ろうと思っています。私の場合は、Instagramの毎日投稿を始める覚悟期間として1か月設けました。 ――その期間は、どんなことをするのですか? もあい:やりたいことを人に話すようにしています。「これをやりたいから見ててほしい」と人にたくさん話して結局やらないとダサい人になってしまうので、後に引けない状況を作るようにしています。 昨年、管理栄養士の資格を取ったときも、久々にこの“背水の陣戦法”を使いました。資格を取ることを自分から周囲に言いふらしていると、「合格したらこういう仕事をお願いできるから頑張ってね」と期待してもらえることもあるので、それを裏切らないよう一層頑張って勉強するようになりました。
親戚のYouTuber、ヒカルに学んだこと
――人から「それはやめたほうがいい」と言われたら、どうしたらいいと思いますか? もあい:誰かに言われてやめるぐらいのことなら、結局は続かないしリスクをとれないと思うんです。それを上回ってやりたいことの方が熱量を持って挑めると思うので、人の言うことは聞かなくてもいいんじゃないかなと思います。 ――もあいさんは、親戚であるYouTuberのヒカルさんと数年前に再会したそうですが、何か影響は受けましたか? もあい:ヒカルさんの「熱量の高さを維持し続けているところ」をすごくリスペクトしています。「今つらいから頑張ろう」、マイナスをプラスにするための行動は比較的取りやすいと思うんです。でも、すごく充実している状態の人がさらに充実するためにエネルギーを使うのは、なかなか難しいと感じます。 ヒカルさんは、YouTubeがずっとうまくいっているのに、さらに上、さらに上に、とモチベーションを下げず常に全力で走り続けているのが本当にすごいなと思いますし、見習いたいです。 <取材・文/都田ミツコ> 【都田ミツコ】 ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
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