コーディ・ローデスがケビン・オーエンズと共闘も新生ブラッドラインが処刑
日本時間8月4日の朝8時からABEMA PPVでも配信予定のサマースラムを控え、スマックダウンがネブラスカ州オマハのCHIヘルスセンターから放送された。 オープニングではダウンステイトのキングダムが会場の大合唱と共に鳴り響く中、今回はいつものスーツ姿ではなくTシャツの袖をカットした臨戦態勢でコーディ・ローデスが登場した。 リングサイド最前列で観戦するボクシング史上初の2階級4団体統一王者、テレンス・クロフォードとグータッチをかわすと、コーディはいつものように「さぁ、ネブラスカ州オマハ!何から話そうか?」と話し始める。コーディは先週の放送で心ならずも巻き込んでしまったランディ・オートンへの思いとサマースラムで統一王座をかけて対戦するソロ・シコアへの怒りを静かに語っていく。 するとそこに割って入ったのはブラッドラインのメンバーではなく、前タッグ王者チームのAタウン・ダウンアンダーのふたりだった。「なぜ?」という会場の空気の中、先週のタッグ王座戦の直後にオースティン・セオリーがジェイコブ・ファトゥから襲われたのも、ランディが襲われたのもコーディのせいだと糾弾していく。 しかしコーディがセオリーのダメージはグレイソン・ウォーラーが身代わりにしたからだろうといなすと、図星を突かれたからかふたりはコーディに襲い掛かる。コーディが場外に落とされると、さきほどのクロフォードがイスを手渡し、そのイスでふたりを蹴散らしていった。このやり取りから今回のメインイベントはコーディとミステリー・パートナー対Aタウン・ダウンアンダーのタッグマッチが決定した。
メインイベントの前にはソロ・シコアたち”新生”ブラッドラインからの「コーディに協力する選手が現れれば、その選手もまたブラッドラインの敵とみなす」という映像が放送されたが、そのコーディのパートナーに名乗りを挙げたのはケビン・オーエンズだった。オーエンズは先週こそ入院している母親に付き添うために欠場したものの、お互いにそこにいるのが当たり前のようにコーディとグータッチをかわすとそのまま大観衆の前に姿を現していく。 序盤からサイド・ロシアン・レッグスイープとビッグブーツの合体技などで主導権を握ろうとするコーディ組。しかしオーエンズのキャノンボール後のスワントーン・ボムはウォーラーがヒザで迎撃し、ダイビング・エルボードロップでの追撃から、前タッグ王者らしく巧みなタッチワークでオーエンズにローンバトルを強いていく。しかしオーエンズはウォーラーとのコーナートップ上の攻防を制すると、今度はスワントーン・ボムを成功させる。交代したコーディはパワースラムからのダウンしてのアッパー、父親譲りのムーブからのバイオニック・エルボーと畳みかけていく。 前王者組はニーアタックの同士討ちは回避するも、セオリーにはコーディ・カッター、オーエンズはスタナーでウォーラーを分断すると、最後はクロスロ-ズでセオリーを仕留めた。 しかしここで勝利のハグをかわすふたりを遮るようにソロのテーマ曲がかかり、ソロ、タマ・トンガ、トンガ・ロアの3人が登場する。 コーディはこの登場を予期していたのか、迷わず先制のトペを食らわせるとオーエンズとふたりで実況席へのパワーボムをソロ相手に仕掛けようとする。 しかしここで登場したのは後から隠れて登場したジェイコブ・ファトゥ。パワーボムを阻止するとタマとロアでコーディを押さえつけ、オーエンズにファトゥがサモアン・レッキング・ボール4連発で大きなダメージを与えるのを見せつけていく。その後もオーエンズにはファトゥのダイビング・ヘッドバット、コーディには実況席へのトリプル・パワーボムを炸裂させ、この日の放送も4人によるブラッドライン・ポーズで幕を閉じた。