フルノーマルの極上車から本気のサーキット仕様へ【1】購入から1年後にはサーキット走行に挑戦するためチューニング開始
シリーズ:フルノーマルの極上車から本気のサーキット仕様へ【1】 1971年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-R 【画像20枚】バックスキンのステアリングは、クイックリリース付きで、電動パワステも装着済み。助手席側には消火器も2本装備。タコメーターはエリオット製。中央にシフトタイミングライトを設け、8000rpm時点で点灯する 1970年代、ツーリングカーレースで圧倒的な強さを見せたスカイラインGT-R。4ドアセダンから2ドアハードトップ(KPGC10)に移行してからは、エンジンや足回り、空力などの改善によってポテンシャルがさらに高まり、立ちふさがるライバルを打ち負かし、50勝という金字塔を打ち立てたのだ。 そんなスカイラインGT-Rの勇姿に憧れ、サーキットに思いを馳せるオーナーたちによって、GT-Rは今もサーキットを駆け回っている。さすがに当時のワークス仕様というわけにはいかないが、最新のチューニングによって、当時の性能を上回るGT-Rもいると聞く。 ここで紹介するオーナーもそんなGT-Rに憧れていた一人。取材から9年前にGT-R(KPGC10)を手に入れ、ほぼサーキット仕様といえる現在のスペックに仕上げている。ベース車は、車台番号0006##番台が刻印されている1971年式。購入当初はフルノーマルの極上車だったが、購入から1年後にはサーキット走行に挑戦するため、各部のチューニングを始めた。
Nosweb 編集部