ハリー・ケインが選択するのは「愛」か「移籍」か【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
愛のためだけに留り続けるそんな人間ではないと発言
3月のインタビューで、クラブ愛を語りながらも退団の可能性を否定しなかったケイン。次のマーケットで移籍を決断するのか注目だ。(C) Getty Images
変わってきたのは今後に向けた発言だ。トッテナムでの未来を、疑い始めたと言ってもいいだろう。この7月で27歳。時間もあまりない。「クラブ愛」を取るか、ステップアップの「移籍」を取るか。ケインが揺れている。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2020年5月7日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― 感染症のパンデミックに見舞われた今、フットボールの話をするのは不適切な行為にも感じられる。通常時のフットボールは、不安や心配事から束の間だけでも解放してくれるエンターテインメントとして、むしろ広く受け入れられていたのだが。 プレミアリーグは3月9日のレスター・シティ対アストン・ビラ戦(4―0でレスターが勝利)を最後に、中断したままだ。ただ、そんな状況においても議論は交わされている。 移籍マーケットも
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