「会社の飲み会に行きたくない」人が増えている…「飲み会」と「出世」の意外な関係が明かされた
変わりゆく「飲み会文化」
“飲みニケーション”はすたれてきている――そう感じている人も多いだろう。 職場の飲み会で上司や同僚とお酒を飲みながら、仕事やプライベートの話をする飲みニケーション。酒の席で部下が将来の展望を話したり、上司にお酌してヨイショしたりと、飲みニケーションならではのお決まりもあったものだ。 【マンガ】「長者番付1位」になった「会社員」の「スゴすぎる投資術」の全容 近年ではハラスメント対策やコロナ禍による外出規制により、飲み会そのものを敬遠する流れも顕著だが、いまだに飲み会という空間がチームビルディングを高めるイベントとして認識している人もいる。
飲みニケーションの是非
そんな飲みニケーションの是非について問う投稿は、下記のようにXなどのSNSでたびたび話題になっている。 《悪気は無いんでしょうけど、飲みニケーション=社会人としての交流•親睦 って考えてる人がまだまだ多くて辛いです》 《仕事の仲間も上司も取引先のマダムたちもみんな優しいんだけど、基本的に飲みニケーションの人たちなので「みんな疲れただろうからこれ食べたら帰って早く寝よ!」とは言ってくれないのよねえ》 《飲みニケーションはもう古いし、時代遅れの化石アンモナイト》 《「お酒が飲めない」こと自体はさしたる問題ではなく、「お酒が飲めないことにより飲みニケーションに参加できない」という点においてお酒が飲める人が羨ましいですね by下戸》 飲みニケーションを古いしきたりのように捉えるユーザーがいる一方、飲みニケーションできないと不利益を被ると指摘する声も少なくない印象だ。
Xで4.7万“いいね”獲得したあるポスト
なかでも3月23日、Xに投稿されたとあるポストが4.7万“いいね”を獲得し、大きな反響を呼んだ。 そのポストには、《陰キャが飲み会に来ない間に起こってること》という一文とともに、とある飲み会の風景を描いたイラストが掲載されていた。 若い男性が初老の上司に酒を注ぐという飲み会らしいイラストになっているのだが、若い男性は上司を上手く立てることで仕事を任してもらえるように、上手く誘導する光景が描かれている。このイラストは、飲み会に行かないことが仇となって上司とのコミュニケーションを逃し、その場にいるメンバーだけで仕事の割り振りが決まってしまうということを上手く風刺しているのだ。 果たして飲みニケーションはまだまだ健在なのか。Xのポストにあったように、飲み会に参加しないと重要な仕事を任せてもらいにくいといったことは、いまだにあるのだろうか。