アジア最高額は? ACLEクラブ最新市場価値ランキング8位。レアル・マドリードから引き抜き!? 目指すは初制覇
2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)が開幕した。近年はキャリアの晩年を迎えたベテランだけでなく、これから最盛期を迎える注目の若手選手もアジアのクラブへ移籍するケースもあり、アジアの注目度は急速に高まっている。今回はACLE出場クラブの最新市場価値ランキングを紹介していく。※情報サイト『transfermarkt』が算出した金額を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月23日時点
8位:アル・ガラファ(カタール) 監督:ペドロ・マルティンス 24/25リーグ戦成績:4位 総市場価値:3290万ユーロ(約52.6億円) 最高額選手:フロリネル・コマン(市場価値:700万ユーロ/約11.2億円) AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場クラブの市場価値ランキングの8位は、総市場価値3220万ユーロ(約51.5億円)を記録したカタールのアル・ガラファだ。 カタールの首都ドーハを本拠地とするアル・ガラファは、1979年に「アル・イテハド・ドーハ」として創設され、2004年に現在の名称となった。カタール・スターズリーグ(カタール1部リーグ)を通算7回制覇している強豪だが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)時代を含めアジアの頂点を決める舞台では優勝経験がない。 中国バブルが弾けた後、豊富な資金力で移籍市場をけん引しているのが中東諸国だ。アル・ガラファは今年6月、レアル・マドリードからホセルを獲得。スペイン紙『アス』が伝えたところによると、レアル・マドリード時代にチーム内最低額の280万ユーロ(約4.5億円)だったホセルの年俸は、アル・ガラファ加入によって850万ユーロ(約13.6億円)まで上昇したという。 一昔前であれば、現役のスペイン代表アタッカーが中東行きを決断するのはかなりの希少ケースだっただろうが、現在ではさほど不思議な事象ではなくなってきている。ホセルは加入理由について「成長し続けるリーグで戦うチャンス」と説明した。大金に目がくらんだわけではなく、純粋に魅力的なクラブとしてアル・ガラファを選んだ側面もあるようだ。 継続的にタイトルを獲得できるようになれば、欧州で名を馳せた名手たちがアル・ガラファに続々とやって来る未来も訪れるだろう。その頃には、ACLE出場クラブの市場価値ランキングでトップ5入りを果たしているかもしれない。
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