良心の呵責は感じないのか? 青天の霹靂だったマンチーニの電撃辞任。後任スパレッティの船出は前途多難【現地発】
まるで匙を投げるかのように一方的に辞任
イタリア代表監督を電撃辞任したマンチーニは8月28日、サウジアラビア代表の指揮官に就任。やはりカネを優先した決断だったのか。(C)Getty Images
マンチーニの電撃的なイタリア代表監督辞任が大きな波紋を広げている。表向きの理由はイタリア・サッカー連盟会長への不信感や意見の相違のようだが、それは本当なのだろうか。目の前に積まれた大金に目がくらんだのだとしたら…。(文:マウリツィオ・クロゼッティ/訳:片野道郎 2023年9月7日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イタリア』を転載) ―――◆―――◆――― EURO予選の重要な試合まで1か月を切ったタイミングで代表監督が突然辞任というのは、そう頻繁に起こる事態ではない。辞任したその監督が他でもないEUROの前回大会優勝監督なのだからなおさらだ。 イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督は8月13日、バカンス先からイタリア・サッカー連盟(FIGC)に内容証明メールを送り付けるというやり方で、突如辞任を表明した。いったいどうし
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