センバツ広陵・呉 選手紹介/16 広陵・金澤礼大内野手/呉・山口申旗内野手 /広島
<第91回選抜高校野球> ◇積極的打撃、復活期す 広陵・金澤礼大(かなざわひろと)内野手(2年) 昨夏の甲子園の二松学舎大付(東東京)戦に5番打者で先発出場するも悔いが残った。二回無死二塁、犠打に失敗し併殺となった。「好機をつぶしてしまい、先輩に申し訳ない」と唇をかむ。 新チームになっても失敗を引きずった。「打席でも気持ちを切り替えられなかった」と持ち味の積極的な打撃ができなくなった。けがも重なり、昨秋の中国大会はメンバーから外れ、悔しさは増した。 けがは治ったが、復調の兆しはまだ見えない。「短期間で成果は出ない。甲子園で雪辱を果たす」と自らに言い聞かせ、バットを振り続ける。広島市立大州中学出身。 ◇広い守備範囲に自信 呉・山口申旗(やまぐちしんき)内野手(1年) 「父が付けてくれた名前を気に入っている。『申旗』には、『自分の旗を立ててほしい』との思いが込められているそうです」とはにかむ。 小学1年でソフトボールを始め、主に遊撃手を務めてきた。「守備範囲は広い方で、スローイングにも自信がある。ショートに向いていると思う」と力強く話す。ノック練習では、ノーエラーを目標に掲げる。 好きな言葉は「笑顔」。幼い頃、自宅でフレンチブルドッグ、シーズーを飼っていたので、動物が大好きという。「将来はペットショップを経営したい」。呉市立広中央中学出身。