レス男性の本音。「俺のせいじゃない!」 結果、選んでしまった「禁断の解決法」とは?
言えない苦しみ:レスがもたらす男の孤独とフラストレーション
レスに直面した男性が感じる孤独感やフラストレーションは、言葉にしがたいものですよね。その中で、どのように感情を抑えようと努力されましたか? 「最初は、妻に対してあまり期待しないようにしようと思いました。無理に求めてもお互いに苦しくなるだけだと実感したからです。でも、それが逆に孤独感を強める結果になってしまいました。自分が欲しいものを諦めてしまうことで、心の中に空洞ができていくような感覚です。夜、家族が寝静まった後、一人でリビングに座っていると、本当に孤独を感じます」 その孤独感が日常生活に影響を与えたのですね。率直に奥様にそのことを話すことはあったのですか? 「何度かそれとなく話はしたのですが、真剣に受け止めてくれたと感じたことがなくて、それが悲しいですね。もちろん、妻がそうなった原因は僕にあると思います。でもどうやって解決したらいいのか、それがよく分からないのが悩みです」 原因がはっきりしないまま月日が経ったのですね。その過程で性的な欲求はどのように解消していたのか教えて頂けますか? 「最初は自慰行為で何とかしようとしました。妻と没交渉の状態が始まってすぐの頃は、自分で処理すればなんとかなるだろうと考えていたんです。でも、それも限界があります。回数が増えるごとに、自分が惨めに感じるようになってきて…。結局、自分の欲求を満たすことができない虚しさがどんどん増していきました」 自慰行為での解決も限界があったと…。 「ええ、最初はそれで少しは楽になりましたが、結局それも一時的なものでしかなかったんです。自分で自分を慰めることが次第に無意味に感じてきて、満たされない気持ちがますます強くなりました。それがあったからこそ、次の段階に進んでしまったのかもしれません」 ▶この記事の【後編】を読む▶ ナオキさんが虚しさから進んでしまった「次の段階」とは一体⁉
家庭関係研究所 山下あつおみ