【衆院選2024注目選挙区】有力者ぞろいの福井2区!保守も野党も分裂の乱戦を制するのは?
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年10月18日に公開された動画のテーマは「衆院注目選挙区特集!福井2区」 前回当選した自民党議員が派閥の政治資金パーティー収入不記載問題を受けて無所属として立候補する福井2区。各政党はどう挑む!?選挙芸人・山本期日前氏が波乱の選挙区について裏のウラまで徹底解説します! 【このトピックのポイント】 ・自民前職VS.自民元職!無所属同士で保守分裂の選挙戦に突入! ・共産、維新、立憲も地力がある候補を擁立。しかし野党勢力も分裂含み!? ・候補者乱立で当選ラインは下がる!?
自民党の前職が無所属で立候補!その影響は?
福井2区には、届け出順に以下の5人が立候補しています。 小柳 茂臣(おやなぎ・しげおみ)氏 日本共産党 山本 拓(やまもと・たく)氏 無所属 斉木 武志(さいき・たけし)氏 日本維新の会 辻 英之(つじ・ひでゆき)氏 立憲民主党 高木 毅(たかぎ・つよし)氏 無所属
前回(2021年衆院選)、小選挙区で当選した高木氏が自民党派閥による政治資金パーティー収入不記載問題を受けて、無所属で立候補します。 高木氏は派閥として不記載を行っていた旧・安倍派の事務総長を務めており、この問題の引責で4月から半年間の党員資格停止処分を受けていました。 その処分期間が終わり、10月4日に支部長に就任。衆院選に向けて本格的な準備に突入しようとしていたであろう矢先の6日、非公認の処分が下りました。自民党の公認から非公認に変わったことで、ポスターや資金・マンパワーなど諸々の選挙準備に支障をきたしたことは想像に難くありません。 山本期日前氏「2日間しか喜びの期間がないという……。こんなに左右されている人いないんじゃないかと」 MC鈴木邦和「別の意味での石破ショックですね」 高木氏非公認を受けて名乗りを上げたのが元自民党衆院議員の山本氏です。 実は、山本氏と高木氏は因縁浅からぬ仲だといいます。 福井県の小選挙区数が3から2になった際、旧・福井2区を地盤としていた山本氏が選挙区を高木氏に譲る形で比例に回りました。さらに、党内の支援状況をみても元鯖江市長を父に持つ山本氏は鯖江支部から、元敦賀市長の父をもつ高木氏は敦賀や大飯の地域からそれぞれ支援を受けており、まさに保守分裂となっているようです。