エクアドル首都の森林火災 大気汚染で住民に在宅指示
キト、エクアドル、9月26日 (AP) ― 南米エクアドルの首都近郊で発生した森林火災は9月25日、キト周辺の大気を汚染しており、当局は首都圏の住民に外出を控えるよう呼び掛けている。 火災は24日、首都近郊の森林地帯で発生し、旧市街の東側、標高2900mの小高い丘の上に位置するグアプロ公園の丘陵地帯に急速に広がったため、住民が避難を余儀なくされた。 火災は2カ所に延焼したため、消防隊は高気温と強風のなか、消防車やタンカー、航空機を投入して消火活動に当たっている。 首都の北部は、焼ける匂いと空気中に浮遊する粒子と灰で夜が明けた。このため、キト市長は市民に外出を控えるよう呼び掛けている。 国連総会に出席するためニューヨークに向かっていたエクアドルのノボア大統領24日夜、日程を中断して帰国することになった。 (日本語翻訳・編集 アフロ)