髪を染めるのは身体に悪いと言われ、万年黒髪だった私が金髪になって生まれた意外な変化
親から言われ続けたこと
今年4月に、人生初、全頭ブリーチ&眉ブリーチをしました。そもそも数年前まで髪を染めたことすらなく(生まれつき頭髪の一部の色素がなく、白いメッシュが入っているので白髪染めのみしていました)、ずっと黒ベースだったのでかなり思い切ったイメチェンでした。 【写真】金髪になってできるようになったヘアアレンジ なぜ髪を染めたことがなかったかというと、かなり保守的な考えの親のもとで育ち、「染毛剤は身体にたまるのよ! 身体に悪いのよ!」と言い聞かせられていたからです。白髪染めは、学校などでいじめられるという理由から仕方なく許していた、という感じだったようです。 遡ること2年前、全頭ブリーチをしたい! と思い立ちました。元々奇抜なファッションやメイクが好きだったので、自然と髪も一番明るくしたい! なんなら白金にしたい! と思ったのです。当時テレビでも、3回以上ブリーチをしてほぼ真っ白に近い状態にする若者が取り上げられていて、自分もいつか絶対にやる! と心に決めたのでした。他にも、転職したことで髪色に制限のない職場になったということも大きな理由でした。 しかし、そこから実行するのに2年を要しました。立ちはだかったのは、超保守的な美容師の壁! でした。その美容師さんはとても丁寧なのでずっとお願いしていたのですが、あまり冒険をさせてくれないタイプ。姫カットをしたい! と言っても、顔周りの毛をちょろっと切っただけでほぼ変化なし。全頭ブリーチをしたいと言っても、「ハイライトならギリギリいけるかな……」「インナーカラーはどう?」となぜか妥協案ばかり提案してくるのです。それには理由がありました。
金髪をためらう理由をつぶしていく
私、めちゃくちゃ剛毛なんです。多い、かたい、太い、癖っ毛。どの美容院に行っても、「お客さん、いままで接客した人の中で一番髪が多いよ!」と言われます。縮毛矯正でどうにか落ち着かせていましたが、かけるのにも毎回5時間かかりました。全頭ブリーチをしてしまうと、さらに縮毛矯正をするということが難しくなってしまう(髪がとても痛んでしまう)。そういった理由もあり、ハイライトやインナーカラーはさせてもえたものの、なかなか全頭ブリーチにこぎつけることはできませんでした。しかし、全頭ブリーチを決意させる出来事がありました。 一つ目は、ゴリゴリなヘアスタイルが得意なアバンギャルドな美容師さんに担当が変わったこと。「私でも全頭ブリーチできますかね……」とおそるおそる聞くと、「なんで? できるっしょ!! まかせて」と即答。保守的な美容師さんが超えさせてくれなかった壁が一瞬で崩れたのでした。 二つ目は、9ボーダーを迎えたこと。20代ラストイヤーになるので、なにかやり残したことをやっておきたいという気持ちになったんです。もちろん、別に金髪なんて何歳でもできるんですけど、今やりたいことをやっておこう、という気持ちが強くなったんです。