敗戦の危機にも動じず…退屈な日々を終わらせたシャビ・アロンソのレバークーゼン【現地発】
試合終了間際に同点弾や決勝点を連発
就任2年目にレバークーゼンをリーグ初優勝に導いたシャビ・アロンソ監督。(C)REUTERS/AFLO
シャビ・アロンソ監督率いるレバークーゼンが快挙を成し遂げた。バイエルン以外のマイスターが誕生しない退屈な日々を終わらせたのだ。これはブンデスリーガにとって大きな、大きな利益となる初優勝だ。(文:ベンヤミン・ホフマン/訳:円賀貴子 2024年5月2日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― 遡ること5年前。新学期を目前に控えたドイツでこんな言い回しが流行った。 「これから就学する児童は、バイエルンの他にマイスター(王者)を知らない」 それもそのはず。バイエルン・ミュンヘンが2012-13シーズンを皮切りに、ブンデスリーガ6連覇中だったからだ。ボルシア・ドルトムントが頂点に立ったのが11-12シーズンで、それから7年が経過。そしてその連覇記録は、信じがたいことに昨シーズンまで続いた。もちろん、バイエルン
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