開幕前日の監督会議を終えて握手するDeNAの三浦大輔監督とソフトバンクの小久保裕紀監督＝横浜スタジアム（撮影・今野顕）

26日開幕の日本シリーズはDeNAとソフトバンクが顔を合わせる。両チームの主な今季成績をピックアップし、比較した。（記録担当・小川真幸） 【写真】母の散髪でビシッと決めたDeNA・牧 ★ホーム＆ビジター　ソフトバンクはホームゲームの勝率が・700、ビジターが・600とともに両リーグトップ。DeNAは全てビジターゲームのCSを勝ち上がったようにビジターではリーグ2位の勝率・536。得意の敵地で勝ち星を挙げることができるかが鍵となる。 ★イニング別　ソフトバンクは五回の86得点が最多で、2位が四回の83点。DeNAはは一回に92点、二回に83点と立ち上がりの得点が多く、一回に得点した試合の勝敗が29勝17敗、勝率・630、二回が27勝15敗1分け、同・643と高い。ソフトバンクは一回の失点がイニング別ワーストの59で、防御率3・65と悪く、DeNAは立ち上がりの隙を付きたい。 ★攻撃陣　両軍ともに攻撃陣がリーグ1位の得点力（ソフトバンク607、DeNA522）を誇る。ソフトバンクは首位打者の近藤（打率・314）、本塁打と打点の2冠の山川（34本塁打、99打点）と中軸にタイトルホルダーが並ぶ。DeNAも首位打者のオースティン（打率・316、25本塁打、69打点）、牧（打率・294、23本塁打、74打点）らの強力打線は見劣りしない。特に牧はビジター打率・302、16本塁打、44打点と頼もしい。 ★投手陣　ソフトバンクは有原が最多勝（14勝）、モイネロが最優秀防御率（1・88）と先発陣が両リーグ1位の防御率2・50。救援陣はリーグ1位の防御率2・58と揺るがない。DeNAはチーム防御率がリーグ5位と安定感を欠くが、先発は大貫が防御率2・85（6勝7敗）、ジャクソンが同2・90（8勝7敗）と計算できる。エース・東（13勝4敗、防御率2・16）が万全の状態で登板できれば、26年ぶりの日本一へ大きな力となる。