道真公も驚き?の大宰府フィーバー! 行成と隆家が志願、それぞれの理由にSNS一喜一憂【光る君へ】
平安時代の長編小説『源氏物語』の作者・紫式部(ドラマでの名前はまひろ)の人生を、吉高由里子主演で描く大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。11月10日放送の第43回「輝きののちに」では、いろんな人がいろんな理由で大宰府に行きたがるという「大宰府フィーバー」が発生。切なかったり、切実だったりするそれぞれの理由に、SNSが一喜一憂した。 【動画】ついにあの歌が…今週放送・第44回「望月の夜」予告 ■ 隆家に従って双寿丸も…第43回あらすじ まひろが『源氏物語』の続きを書き進めるなか、父・藤原為時(岸谷五朗)が赴任先の越後から帰京した。その頃朝廷では、藤原道長(柄本佑)の甥・藤原隆家(竜星涼)が目を患い、大宰府で治療を受けるために権中納言の職を返上し、大宰府権帥に任じられる。別れの挨拶に来た隆家に、「清少納言」ことききょう(ファーストサマーウイカ)は、恨みを持つことで自分の命を支えることを止め、今後は静かに生きていきたいと語った。 まひろの娘・賢子(南沙良)と親しくなった若武者・双寿丸(伊藤健太郎)は、仕えている平為賢(神尾佑)が隆家に従って大宰府に向かうため、京を離れることになった。賢子は共に行くことを乞うが、双寿丸はそれを拒否。身寄りのない自分に家族の温かさを教えてくれたことを感謝し、改めて挨拶に行くと告げて去っていった。賢子は自分が振られたとまひろに明かし、双寿丸の別れの宴をにぎやかに催した・・・。
道真公も驚き!? 大宰府が取り合いになる事態
大宰府といえば「学問の神様」こと菅原道真が無実の罪で左遷され、終えんを迎えた場所。道真の死後天変地異が相次ぎ、天神様として祀られるようになったのはあまりにも有名な話だ。しかしまさか、その死から約100年後に「ぜひ私を大宰府に行かせてくださいっ!」と、取り合いになるような赴任先になるとは、道真公だって想像つかない・・・というより「なんで!?」と声を上げそうな事態となったのが、この第43回だった。 まずはじめに手を上げたのは、長年の道長強火担でもある藤原行成(渡辺大知)。一条天皇(塩野瑛久)の御代では、蔵人頭として天皇と道長の板ばさみになりつつも、道長の出世のために一役買ってきた。 しかし三条天皇(木村達成)の病につけ込んで譲位をゴリ押ししようとする道長にドン引きしたのか、逆に一条天皇のときのように自分が役に立てないのを憂いたのか、まひろの夫・藤原宣孝(佐々木蔵之介)のように、「大宰府で一儲けする」という、彼らしからぬ希望を道長に申し立てた。 この行動にSNSでは「要は『お前の元で働きたくねーよ』って事かい行成?」「あんなに道長スキーだった行成くんが・・・」「『己の財を増やしたい』絶対思てないやろ行成くん(でも道長が引き留めにくい口実)」「行成さあ、お前そんなキャラじゃないやん・・・地方行って静かに暮らしたいのが見え見えじゃん」「推すのがしんどくなったら一旦離れるのが正解だもんな」と、行成に同情するような言葉があふれた。 が、道長くんが出した結論は、隆家赴任&行成残留。道長の「俺のそばにいろ」という言葉と、行成の不服と嬉しさが混じったような表情に、SNSは「『俺のそばにいろ』最強の殺し文句やんけ」「ひとつまちがえると告白ですが道長くん」「行成の表情よ!! ひどい男だと分かってるのに嫌いになれない顔してる!!!」「クズ男と別れられない彼女みたいになっちゃった」「なにこのBL」という、久々に「なにを見せられてるんだ」の声が上がっていた。