朝ドラ『おむすび』とは全く違うキャラに 佐野勇斗が『マイダイアリー』で見せるギャップ
NHK連続テレビ小説『おむすび』で、福岡西高校に野球留学中の栃木県出身の高校球児・四ツ木翔也を演じている佐野勇斗。四ツ木という姓と眼鏡姿から「福西のヨン様」と呼ばれているキャラクターで、145キロの速球を投げる将来有望な選手だ。『おむすび』に出演するにあたって、佐野は頭を丸刈りにして撮影に臨んでいる。 【写真】清原果耶と見つめ合う佐野勇斗 海に帽子を落としてしまった男の子のために、制服のまま水に飛び込んだヒロイン・結(橋本環奈)。翔也は、彼女が溺れていると勘違いして、野球のユニホーム姿で飛び込み、結を助けようとしたり、実家から送られてきたイチゴを結にくれたりする好青年だ。 野球部のエースだが、自分にはスタミナがないからと、重いものを背負ってランニングするなど、自信過剰にならないところも好感が持てる。泳ぎが得意なため、「鬼怒川の河童」と呼ばれていたと結に話したことから、結は家族の間で翔也の話題が出ると、名前ではなく「河童」と呼んでいるのに対して、翔也は常に「米田結」とフルネーム呼び。 栃木から母・幸子(酒井若菜)が翔也を訪ねて来た際、彼の母親だと知らずに、結がイチゴが入った重いリュックを背負って、道案内をしたときにも、少し恥ずかしそうにしながらも、「米田結、母ちゃん案内してくれてありがとう」と真っ直ぐな態度でお礼を言っていたのが印象的だ。 結への態度も感じがよく、丸刈りで野球に打ち込む、そんな実直な翔也を好演する姿が眩しい佐野だが、10月20日よりABCテレビ・テレビ朝日系で放送がスタートする日曜夜のドラマ『マイダイアリー』にも出演し、『おむすび』とは見た目から全く違うキャラクターを演じている。 清原果耶主演の『マイダイアリー』は、社会人1年目の主人公が、日々の些細な出来事をきっかけに大切な思い出を振り返る、ノスタルジックなヒューマンドラマ。大学時代を共に過ごした男女5人の群像劇で、佐野は“ギフテッド”という非凡な資質を持つ、数学が得意な徳永広海役だ。