不妊治療で授かった双子を殺害した母親「夫が育児を助けてくれないのでカッとなった」
全羅南道麗水(チョルラナムド・ヨス)で生後7カ月の双子の娘を殺害したA容疑者(42)は育児問題で夫と繰り返し口論になっていたことが分かった。 A容疑者は20日午前、光州(クァンジュ)地方法院(地裁)順天(スンチョン)支院で開かれた拘束前の被疑者審問(令状実質審査)に出席した。 A容疑者は法廷を出た後「犯行事実を認めるか」「夫との不和はどの程度だったのか」など取材陣の質問には一切答えず警察護送車に乗り込んだ。A容疑者は18日午前8時30分ごろ、麗水市の自宅で双子の女児を窒息させて死なせた容疑がもたれている。A容疑者は犯行から4時間後の12時40分ごろに自首した。 警察は自宅から30キロメートルほど離れた麗水の狼島(ナンド)大橋の上でA容疑者を緊急逮捕した。A容疑者は自殺を図ろうとしたが、家族の説得で自首を選んだことが把握された。A容疑者は警察で「夫が育児に参加してくれず、カッとなって犯行に及んだ。気がついてみると子どもたちが死んでいた」と供述した。 育児問題で夫と口論になることが多かったというA容疑者は最近警察に夫に対して接近禁止命令を申請していた。だが、自動車がなかったA容疑者はしばらくして双子が病院に通わなければならないなどの理由で接近禁止を解除してほしいと要請したことが調査された。夫の自動車を利用しなければならなかったためだ。 A容疑者は管轄地方自治体で不妊治療の支援を受けて双子を授かり、未熟児として生まれた赤ちゃんは4カ月間インキュベーターで集中治療を受けたという。警察は亡くなった子どもを解剖検査して正確な死因を明らかにして夫の責任についても調べる方針だ。A容疑者の令状実質審査結果はこの日午後に出る。