朝日小学生新聞でも注目!2024年話題のニュースから見る歴史学
みなさんは新聞を読んでいますか?新聞を読み続けることは、知識や読解力、思考力、表現力が身につくといわれています。今回は、創刊から55年を超える「朝日小学生新聞」の富貴編集長が登場!ニュースを子どもの視点でやさしく・詳しく解説している朝日小学生新聞でピックアップされた、歴史の話題を教えて頂きます。 ■過去の出来事から学ぶ大切な「日頃の備え」 2024年は、元日に能登半島地震が発生しました。1月の朝日小学生新聞は、地震のニュースが多めでした。また災害は、いつどこで起こるかわかりませんから、日ごろから備えておくことが大切です。25日の紙面で、「防災リュック」の中身について掲載しています。 こうした災害や、事件を伝えるニュースは、見るのがつらいと感じることがあるかもしれません。そんなときは無理せず、ニュースからはなれるようにしてください。 ■唯一の想像上の存在!今年の干支〝龍〟の歴史 さて歴史の話題では、今年は辰年ですので元日の紙面で巻頭から、「竜(龍)」を特集しました。十二支は中国で生まれました。いまから3600年ほど前に登場し、日付や時刻などをあらわすのに使われたそうです。十二支の動物は人間に身近な実在する生き物ですが、竜だけは想像上の存在です。古代の中国人にとって、竜は神の使いで、実在する身近な動物と考えられていたことが十二支入りに関係しているようです。 中国で神の使いと考えられる一方で、西洋ではドラゴンと呼ばれ、邪悪な存在ともされます。形もトカゲのようだったり、首がいくつもあったりとさまざまです。人間の想像力のたくましさを感じます。 そこで紙面では、想像力のすばらしさを知ってもらおうと、この力を仕事で役立てている人たち(声優やゲームのモーションアクター、パティシエ、画家)を紹介しました。 歴史好きのみなさんは、はるか昔の時代を思い描くことが多いでしょうし、「想像」は得意分野かもしれませんね。 ■「光る君へ」から平安時代の新たな発見をしてみよう! また、NHKの大河ドラマ「光る君へ」は、朝日小学生新聞でも注目しています。描かれている平安時代のことや、紫式部がどんな人だったのかを調べていくのも楽しいですよね。ドラマを通して、たくさんの発見があるとよいですね。 ではまた次回、お会いしましょう!
富貴 大輔 / 朝日小学生新聞編集長