大谷翔平 止まらない53盗塁!30連続失敗なし成功率93%! チームは完敗で地区優勝マジック消滅
「ドジャース3-6ロッキーズ」(21日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手(30)はロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、中前打で出塁した九回に二盗を決めた。30連続盗塁成功で今季53盗塁とし、「52本塁打-53盗塁」となった。チームは3-6で敗れ、連勝が3でストップ。地区優勝マジックが消滅した。 見せ場は3点を追う九回の打席。先頭で中前打を放ち、連続安打試合を5に伸ばした大谷は1死から完璧なスタートで二塁を陥れた。右腕ハルバーソンの投球モーションを盗み、53盗塁目を記録した。 7月22日のジャイアンツ戦で4度目の盗塁死を記録した後は30連続失敗なし。驚異の成功率93%で自己記録を「52-53」とし、イチロー(マリナーズ)がメジャー1年目の2001年に作った56盗塁の日本選手記録まで3に迫った。 三回には四球で出塁し、2番ベッツの18号2ランをアシスト。リーグ最多126得点で、同じく01年にイチローが記録した127得点の日本選手記録に王手をかけた。 しかし、チームは完敗。2位パドレスとの差は3ゲームとなり、7試合を残して地区優勝マジックは消滅した。試合後の会見でロバーツ監督は言った。「パドレスのことは気にしている。しかし、今、必要なのは明日の試合に集中することだ」。大谷が山本とともに窮地に立たされたチームを救う。