〔欧州株式〕軒並み続落=英0.21%安、独1.44%安(14日)
【ロンドン時事】週末14日の欧州株式市場は軒並み続落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比16.81ポイント(0.21%)安の8146.86でこの日の取引を終えた。週間では1.19%安。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.44%安(週間では2.99%安)、フランスCAC40種指数は2.66%安(同6.23%安)、ストックス欧州600種指数は0.97%安(同2.388%安)だった。 フランスの政局混乱を背景にフランス株が下落。他地域の欧州株もつられて軟化した。中でも、自動車関連株は欧州連合(EU)による中国製電気自動車(EV)に対する関税賦課により不透明感が増し、下げ幅が拡大した。 FTSEの構成銘柄では、高級衣料のバーバリー(4.23%安)や投資会社メルローズ・インダストリーズ(4.21%安)、航空・防衛大手BAEシステムズ(3.47%安)が売られた半面、通信大手BT(3.37%高)や流通大手テスコ(2.55%高)などが買われた。 DAXでは、自動車部品大手コンチネンタルが6.27%安と大幅下落。これに、防衛大手ラインメタルが5.30%安、コメルツバンクが4.41%安と続いた。一方、製薬大手サルトリアスは1.87%高、ドイツ取引所は1.14%高だった。