市川團十郎、ゆかりの地・石川県小松市への思い「やれることを模索」 能登半島地震で被災
歌舞伎俳優の市川團十郎さん(46)が5日、自身が出演する初春歌舞伎公演『平家女護嶋 恩愛麻絲央源平』の公開舞台稽古の前に、報道陣の取材に応じ、能登半島地震について思いを明かしました。 【画像】報道陣の取材に応じ、篠山紀信さんを追悼した市川團十郎さん 舞台は、動乱の世で支え合いながら強く生きる家族の愛と絆を、息子の市川新之助さん(10)、娘の市川ぼたんさん(12)と共に描きます。 團十郎さんは「家族の絆を中心とした物語なので。我々の現実と、また舞台の上の役どころに対することが、見てくださる方々が感じていただけることがあるんじゃないのかなと思います」と見どころを明かしました。
■團十郎ゆかりの地が被災「自分自身もやれることを模索」
能登半島地震で被害に遭った石川県小松市は、團十郎さんにとってゆかりの地。成田屋のお家芸である『勧進帳』の舞台、『安宅の関』があることで知られ、2023年の團十郎さんの襲名披露巡業の際には『お練り』が行われました。 團十郎さんは「北陸は旅巡業でもいっぱいお邪魔していますし、(石川県)小松は、十二代目の團十郎から大変ご縁のあるところで、あんな大きな事が元日に起こるっていう衝撃的なものでしたので、心からお見舞い申し上げるしかないです。何ができるかなということを自分自身も仲間たちといま話して、やれることを今模索しております」と切実な思いを明かしました。
(1月5日放送『news every.』より)