わかる人だけがわかる!? 日々のコーデにハマるちょいモードなアイテムって?
メゾンのアイテムの中には、日々のコーデに無理なくハマるものも実はたくさんあります。一見シンプルだからこそ、気づいた瞬間のインパクトは絶大なのです。
気づかれた時の破壊力がちょいモード
メゾンのアイコンと聞くと、つい強印象な意匠を思い浮かべがち。ですが各ブランドには、一見ソレとは気づかないけれど、実はアイコニックというアイテムもちゃ~んと用意されています。そして、これが毎日のちょいモードにとって、すこぶる効果的なのです。 なにしろそういうアイテムは基本的にシンプルですから、日々のコーデに無理なくハマります。それでいて、ふとした瞬間、「もしかして……」と思わせる仕掛けがどこかに必ず仕込まれている。 だから、気づかれた時のインパクトは、ひと目で際立つ色柄よりもむしろ絶大。まさに破壊力抜群の衝撃をサラリと与えられるのですよ。
◆ セリーヌ/否応なく滲むムードがアイコニック
セリーヌのテディジャケットといえば、そのスタイル自体がすでにアイコン。で、よく知られているのは左胸に「C」のロゴを配したタイプ。でも、こちらのモデルにはそのロゴがありません。それでもなお滲んでしまうこのムードこそ、メゾンの美学のなせるワザ。
◆ ヴェルサーチェ/振り向きざまに視線を固めるあのアイコン
ざっくりとしたケーブル編みのバージンウール製のジップアップニットは、正面から見ると“上質なベーシック”と映る一枚。
ですが、よ~く見るとケーブルパターンが所々、ヴェルサーチェのグレカ柄になっているのがわかるはず。さらに背中を向けた瞬間、メドゥーサが目に飛び込んできて見る者の視線を固める……という仕掛け。
◆ ランバン/まさか! の衝撃を誘うあのスニーカーが復活
2006年に誕生した「DBB1」は、足元にラグジュアリースニーカーという新たな価値をもたらした記念碑的一足。そんなDBB1がイタリア製のスエードとパテントを纏って待望の復活です。
当時と同じく控えめで洗練されたデザインながら、伝説に裏打ちされたアイコン力の強さは絶大。久しく見なかった分、まさか!の衝撃が走ること必至です。 2024年3月号より ※掲載商品はすべて税込み価格です 写真/人物・熊澤 透、静物・木村 慎 スタイリング/村上忠正、土屋大樹 ヘアメイク/KOTARO 文/竹内虎之介(シティライツ) 編集/堀川正毅(LEON)