【MLB】 メッツが韓国球界から内野手ヤングと契約 フアン・ソト獲得後もデプスの整備が続く
日本時間12月17日、メッツが内野手のジャレッド・ヤングとメジャー契約を結んだと、MLB公式サイト「MLB.com」のアンソニー・ディコモ記者が伝えた。内野のデプス補強と見られ、ヤングはスプリングトレーニングでロスター枠を争うことになる。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 29歳のヤングは、MLBの出場経験はわずか22試合しかないものの、マイナーや韓国球界では猛打を振るってきた。今季はカージナルスのAAAで74試合に出場し、打率.285、OPS.917、11本塁打の好成績。シーズン途中にKBO(韓国リーグ)の斗山ベアーズに移籍すると、38試合で10本塁打を量産、打率.326、OPS1.080とさらに調子を上げた。 守っては一塁をメインに三塁と外野の両翼もこなすヤングは、スプリングトレーニングでベンチのスポットを争うことになるだろう。メッツは今冬、FA市場の目玉だったフアン・ソトを競り落とし、トレードでも好守のホセ・シリを獲得。ブランドン・ニモ、スターリング・マルテ、タイロン・テイラーら既存の外野手も経験豊富だ。ヤングのメインポジションとなる一塁も、マーク・ビエントスが三塁から移ると現段階では予想されており、さらにピート・アロンソとの再契約も噂されている。 こう見ると、一見ヤングの入り込む隙はなさそうだが、デプスは何人いても困らないというのがメッツの考えなのだろう。メッツのデイビッド・スターンズGMは例年、このようなスプリット契約が比較的多い傾向にある。ソトのような大物を確保する一方で、石橋を叩いて渡るような細かい編成もメッツは継続しているようだ。