小池都知事が記者会見6月26日(全文2完)パイが大きい分、増えている
東京都の小池百合子知事は26日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事「新型コロナ・テックパートナー企業を発表」(2020年6月26日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事「新型コロナ・テックパートナー企業を発表」 ◇ ◇
論点整理を待たずに対応する考えは?
東京新聞:もう1つ最後に1点、新型コロナ対策で伺います。昨日も新規感染者48人ということで、相当の、50人とか、30から40という人数が出てるんですけれども、数字だけ見れば、これまでもうやめてしまったアラートの水準を超えるような状態になっているんですけれども、都民、事業者の方にあらためて何か呼び掛ける仕組みとか、6月末までにモニタリングの論点整理をされるということなんですけれども、それを待たずになんらかの対応を取られるようなお考えというのはないでしょうか。 小池:今、今日もそうですけれども、ワーキングが、第2波に備えての方々で、専門の方々でありますけれども、ワーキングのほうで今月内にその方向性をまとめていただくということで、議論をこれまでも何度も重ねていただいているところです。 これまでのモニタリング指標というのが、自粛のためのモニタリング指標であったのに比べ、今検討しておりますのは、どうやってウィズコロナで進められるかという、そのような指標がいったいどういうものであり、何を加えるのか、何をむしろ重視していくのかなど、これについてご議論いただいているところで、今日もその会議の模様については公開で開かせていただくことになっております。
警戒を呼び掛ける状態ではないと考えているのか
中にはアメリカ、CDCに実際にいらした方で、米国の手法や感染症に対しての世界の知識なども幅広くそこに反映させていただくこととなっておりますし、また感染症という、感染症について日本、そして東京で最も効果的な方法は何かなどなど、それらを組み合わせた形で今、ご議論をいただいているところでございます。 今後、この第2波に備えるという意味では、市中感染がやはり大きく広がっていくのかどうか、これが危惧されるような状況が生じてきた場合には、都民や事業者の皆さんに警戒を呼び掛ける事態も想定されるわけでございます。 新たに今申し上げましたように、モニタリングの項目、そしてその考え方については今申し上げましたように、臨床に携わっておられるお医者さんも、医師の方もおられますし、世界でのいろんな感染を見てきた方、対応されてきた方などにもご参加いただいておりまして、これについてはこれからの、今月、月内の方向性を定めるというところで今日も会合をお願いしているわけです。いずれにしましても感染の拡大防止と経済社会活動との両立ということを念頭にしながら進めていきたいと考えております。 東京新聞:ちょっと確認なんですけれども、そうすると現状の水準では特別なアラートのような警戒を呼び掛けるような状態ではないというふうなお考えっていうことですか。 小池:きのう、私がここの都庁を出ていく際に申し上げたのは、専門家の分析、昨今の専門家の分析でございます。これについて、第2波というふうには考えられないというのが一言で言うと、助言でありました。 その理由とすれば、3月に同じような数字が出ているときと比べまして、医療体制が充実、十分整っているということからのご判断という、このように聞いております。医療体制については重篤、そしてまた中等症、軽症、さらにはホテルなど、これについても十分部屋数も今も確保しているところでございますので、その意味では十分受け入れる施設は整っていると。 ただ、警戒をするのはまさしく市中への、市中感染であったり、それから広がりの速さであったり、そういったことなども勘案する必要もあろうかと思いますが、それはいずれにしましても科学的に、医学的に、疫学的に、今専門の先生方にご議論を重ねていただいているというところであります。 東京新聞:分かりました。すいません、もう1点だけ確認で。知事、先ほどワーキンググループの、公開でというふうにおっしゃっていたと思う。 小池:はい。ですよね。ウェブ公開の予定ですよね。そういうふうに私は聞いております。