小泉進次郎氏の失速原因 北朝鮮問題→金正恩氏と「同世代同士です」 ヤバいと不安視されたキラキラ発言、カナダ首相は同じ43歳就任だと【全文】
27日の自民党総裁選で石破茂氏が新総裁に選出された。当初、最有力とも指摘された小泉進次郎氏は3位。1回目投票で議員票は75票でトップだったが、党員・党友票は61票にとどまり、石破氏と高市早苗氏に40票以上の差をつけられた。 【写真】敗北の瞬間 うっすらと涙がにじんだ小泉進次郎氏 テレビ番組などでも、総じて、総裁選がスタートした後の、政策論争での危うさや、軽はずみな発言が目立ち、総理大臣を託す人物としては不安が広がり、失速したと指摘・分析されている。 不安視された発言のひとつとして、14日に行われた日本記者クラブ主催の9候補の討論会での発言が挙げられている。 来年のカナダでのG7サミットについて問われた進次郎氏は。 「来年G7サミット。カナダの首相はトルドー首相です。トルドー首相は就任した年は43歳です。私はいま43歳です。この43歳総理就任というトップ同士が胸襟を開き、新たな未来志向の外交を、切り開いていく、新たな新時代の扉を開けることが出来るG7サミットに、主催国であるカナダとしていきたい」 43歳首相就任の共通項が、果たして外交舞台でどこまで効果を発揮するのかは不明だが、発言がどんどん抽象的になっていく、いわゆる「進次郎構文」が炸裂した。 さらに対中国外交の話題から転じての発言。 「中国とトップ対談。これができない限り前向きな打開はない。北朝鮮についても最終的にはトップです。一言触れさせていただくと拉致問題、その解決に向けては、私が総理になったら同世代同士のトップになりますから。父親同士が会ってますから、そういった歴史の中で関係を築いたことの礎のもとに、今までのアプローチにとらわれない、前提条件を付けない、同世代同士、新たな対話の機会を模索したい。トップの動く外交によって、今まで切り開けなかった新たな展開を切り開いていきたい」