【2025年期待の一頭】無敗クロワデュノールが歩む王道 母からようやく出た期待の良駿/石川吉行
石川吉行【クロワデュノール(牡3・斉藤崇)】
母ライジングクロスの産駒はこれまで期待されたほどの結果を残せていないように思われるが、距離が延びて良さを発揮できる血統背景は魅力十分。そろそろ大物を出す予感があった。 「いいキャンターをしますし、距離も融通が利きそう。馬体に成長があれば楽しみです」とは斉藤崇調教師のデビュー当時のコメント。3月に早くも栗東トレセンに入り、ゲート試験に合格。放牧を経て5月に栗東トレセンへと帰厩し、6月の東京でデビューした。鮮烈な新馬勝ちを飾ると、休養を挟んで世間が出世レースともてはやすGⅡ東京スポーツ杯2歳Sを快勝。無敗で出世街道に乗ったのなら、ホープフルSの結果いかんにかかわらず、春のクラシック有力候補として注目しないわけにはいくまい(結果、無傷の3連勝でホープフルSを制覇)。
石川 吉行