EURO本大会行きに黄信号。イングランド代表にアレクサンダー=アーノルドは必要か【現地発】
3月のW杯予選は招集外に
3月のW杯予選で招集を見送られ、EURO出場に黄信号が灯ったTAA。サウスゲイト監督(左)はいかなる決断を下すのか。(C)Getty Images
3月のW杯予選で招集を見送られたのが、アレクサンダー=アーノルドだ。今シーズンはたしかにパフォーマンスを落としているが、その才能に疑いの余地はない。いまのイングランド代表にはたして22歳の右SBは必要か。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2021年5月6日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― トレント・アレクサンダー=アーノルドがプロデビューを果たしてから、4年ほどが経つ。彼はその間、信じられないスピードで成長を遂げてきた。それは若手――とりわけイングランド人の若手――にとって、実に珍しいケースだった。 若いタレントの多くは、調子の波が大きかったり、何かの拍子に突然別人のようにクオリティーを発揮できなくなったりするものだ。またトラブルを起こしやすく、ネガティブな話題を提供してはメディアに「未熟
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