スポーツの国際規準から取り残される日本のプロ野球。試合時間を大幅に短縮させたピッチクロックを導入せよ!【堀内恒夫の悪太郎の遺言状】
メジャーでは約30分の時短に成功日本も新たなルールを制定すべし!
MLBでは今季からピッチクロックを導入して大幅な試合時間の短縮に成功した。NPBでも早く採用して時間短縮に取り組まなければならない[写真=Getty Images]
洋の東西を問わず、良いことは何でもすぐに実行するべきだと痛感させられたね。 俺が何を言いたいのかと言えば、今季からメジャーで新たに導入されたピッチクロックのことだよ。 ピッチャーが走者なしでは15秒以内に、走者ありでは20秒以内に投球動作を起こさなければ、ボールが1つ宣告される。さらにバッターは15秒から20秒の中で残り8秒以内に打席へ入らなければ、ストライクが1つ宣告されるという新たなルールが制定された。 そして、一塁へ何度もけん制球を投げることができなくなった。走者ありでは2度まで、けん制のためにプレートを外すことができる。だが、3度目は走者をアウトにしなければ、ボークを宣告される。 けん制時だけではなく走者なしの投球時にも、ピッチャーが投球間隔の間を置いて、一息つくためにプレートを外すことも2度までに制限されている。ボール交換のときにも、ピッチクロックが残り9秒以下になる前に要求しなければならない。 ピッチクロックはピッチャーとキャッチャーが装着しているサイン交換のためのピッチコムという機械の調整など、確かにまだ課題を多く残している。しかし、日本でも早く採り入れて、「習うよりも慣れろ!」という強い気持ちで、来季からすぐにでも実行してほしいね。 メジャーでもここ数年、試合時間の長さが問題視されていた。2000年代には1試合の平均時間が約2時間40分だったのに対して・・・
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週刊ベースボール