インド中銀、ドル売り介入のもよう ルピー最安値更新
[ムンバイ 10日 ロイター] - 複数の市場筋によると、インド準備銀行(中央銀行)は10日、ルピーが最安値に下落したことを受けてドル売り介入を実施したもよう。 ルピーは1ドル=84.80ルピーまで下落。先週記録した最安値(84.7575ルピー)を更新した。直近では前日比0.07%安の84.79ルピーで取引されている。 市場筋によると、公営銀行が中銀の委託でドルを売ったもよう。 インド政府は9日、中銀の次期総裁にサンジャイ・マルホトラ財務次官(歳入担当)を指名。市場では金融緩和観測が浮上し、ルピーが圧力に見舞われている。 外資系銀行のあるトレーダーは「(今日の市場は)中銀に管理されるだろう」が、短期的に1ドル=85ルピーまでルピー安が進む可能性がかなり高いと述べた。