LINE Pay終了まとめ:専用アプリは本日16日で使用不可。残ったお金はどうする?
LINEヤフーのスマホ決済サービス「LINE Pay」のスマホアプリの提供が、本日16日14時で終了する。すでにアプリをインストールしている人も利用できなくなる。 【全画像をみる】LINE Pay終了まとめ:専用アプリは本日16日で使用不可。残ったお金はどうする? LINE Payは2025年4月30日にサービスが完全に終了する予定。また、同日までにLINE Pay内のサービスが順次終了していく。 今回は、今後のサービス終了のスケジュールをまとめた。また、LINE Payの残高やポイントがどうなるかなど、ユーザーが気になる点も紹介する。
サービス終了のスケジュールは?
2024年12月13日時点で案内されている、主なサービスの終了スケジュールは以下の通りだ。なお、送金・送付サービスは2024年10月22日ですでに終了している。 2025年1月6日(13時):すべての「本人確認の受付」を終了。 2025年1月30日:LINEプリペ(Visa)が、カード券面の有効期限に関わらず利用不可能に。 2025年3月31日(12時):残高チャージ(銀行口座・各種ATM)、セブン銀行ATMでの出金が終了。 2025年4月23日:「コード支払い」「オンライン支払い」「LINE Pay 請求書支払い」「チャージ&ペイ」といった決済サービスが終了。家計簿アプリ(マネーフォワード ME、Zaim)からの利用明細参照が終了。 2025年4月下旬:銀行振込サービス、出金サービス、決済履歴の閲覧機能が順次終了。 なお、「Visa LINE Payクレジットカード」「Visa LINE Payクレジットカード(P+)」は、4月23日でチャージ&ペイの利用はできなくなるが、券面の有効期限まで利用可能。 2025年5月1日以降は貯まるポイントが「Vポイント」になり、一部ユーザーを除き更新後のカードは「三井住友カード(NL)」に自動移行する(各種Visa LINE Payクレジットカードは元々三井住友カードが発行している)。
残高がある場合はどうすればいい?
現時点でLINE Payの残高がある人はどうすればいいのだろうか。大きく分けて4つの方法がある。 (1)4月23日までに残高を使い切る LINE Payの加盟店(店側がコードを読み取るストアスキャン式やオンライン決済)や、対応するPayPayの加盟店(ユーザーがコードを読み取るユーザースキャン式)、「LINEプリペ(Visa)」を使ってVisaの加盟店で使い切るのが最も手っ取り早い。 ただし、LINEプリペ(Visa)を使いたい場合は2025年1月30日まで。コード支払いやオンライン支払いなども2025年4月23日までには終了する。 使い道がない場合や、使いきれなかった残高がある場合は以下の対応が必要になる。 (2)4月下旬までに銀行口座やATMで出金する 銀行振込・出金サービスの終了予定は2025年4月下旬(予定)。 ただし、出金機能は原則として本人確認が必要で、本人確認の受付は2025年1月6日13時で終わってしまうので注意が必要だ。 さらに、残高の種類が「LINE Payライト残高」の場合は、本人確認済みでも出金は不可。 手数料も発生する。銀行口座振込機能は1回あたり176円。銀行口座への出金とセブン銀行ATMでの出金機能は1回あたり220円になる。 残高の現金化を急がない場合や、手数料をかけたくない場合、本人確認未完了やLINE Payライト残高で出金できない場合は、以下の方法が考えられる。 (3)PayPayに残高を移行する LINEヤフーのスマホ決済サービス「PayPay」への残高の移行も予定されている(LINE Pay残高、LINE Payライト残高ともに)。 ただし、PayPayへの移行は、2024年12月13日時点で詳細が未発表。2025年2月末までに特設サイト上で案内するという。 (4)法律に基づく払い戻し手続きを待つ LINE Payのような資金移動業者は、資金決済法第20条第1項に基づく払戻しまたは第61条第5項に基づく為替取引に関し負担する債務の履行をする義務がある。 LINE Payはサービス終了後の残高(LINE Pay残高、LINE Payライト残高ともに)についても、残高の種類を問わず払い戻しなどが行われる予定。 ただし、詳細な申請方法などは12月13日現在、特設サイトではまだ案内されていない。
LINEポイントはどうなる?
なお、LINEポイントはLINEヤフーに事業継承されるため、サービスは継続する。 これまでと同様にLINEポイントを貯められ、貯まったポイントはLINEギフトなどの支払いや、PayPayポイントへの交換ができる。
小林 優多郎,松本和大