娘「懐かしいけど思い出せない」母「この香りは12年前に…」香水にまつわる母と娘の感動エピソードが話題に
香水にまつわる母と娘の感動エピソードがSNS上で大きな注目を集めている。 件のエピソードを紹介したのは3児の母のなななははさん(@nananaKaiser)。 【写真】なななははさんが以前愛用していた香水 ある日、香水を買ってきて「すごく好きな香り、かいだことある気がする懐かしい。でも思い出せない」という16歳の長女。かいでみると、それはメーカーこそ違うもののなななははさんが12年前に毎日つけてた香水にそっくりな香り。長女は幼い頃、仕事帰りのお母さんにハグされた時の香りをずっと覚えていたのだ。 今回の投稿についてなななははさんにお話を聞いた。 ーー12年前の記憶だったのですね。 なななはは:今は育休中なのですが12年前はいわゆるワーママ。接客業のため帰りは遅く、週末も仕事でした。長女と一緒に過ごす時間が少ない中で「おはよう」、「おやすみ」、「ただいま」といった挨拶や、顔を合わせたら必ずハグをするように心がけていました。 ーー同じ香りが好きだとわかって。 なななはは:あの香水は長女が高校生になって、修学旅行で買ってきたものです。娘が、「ブワッと蘇った!」と言った時、胸が締め付けられ泣きそうになりました。私にとっては「一緒にいられなくてごめんね」のお詫びの意味が強かったハグ。ですが長女にとっては「つけたいと思う好きな香り」として記憶されていることに安堵した反面、少し後ろめたい気持ちも湧きました。 ーー反響について。 なななはは:仕事をしていると、どうしても子どもと過ごす時間は短くなります。でも短い時間でも幸せは作れるし、幸せはその子の中に息づいています。このエピソードで、働くお母さんお父さんの気持ちが少しでも軽くなればいいなと思います。 今回、たくさんの方に共感いただき、また親御さんなど大切な方へ想いを馳せたという素敵なエピソードを読ませていただき嬉しかったです。ありがとうございました。 ◇ ◇ なななははさんが昔使っていた香水はエスカーダ『セクシーグラフィティ』。ストロベリーのような甘い香りで一世風靡した香水だが、現在は廃盤となっている。 「凄いいい話 香り系アイテムほぼほぼ苦手で何も付けてない(化粧品も無香料しか買わない)んだけど、こういうエピソード聞くといいなぁって思っちゃう」 「母が喫煙者で香水つけない人なんですけど、同じ銘柄のタバコのにおいは母のにおいだ!って思いますね。やっぱり匂いって記憶と深く結びついてる気がします」 「味噌汁に小ネギ入れた時の匂い嗅ぐと、お母さんの匂いだーってなりますねー!娘がネギの入った味噌汁が好きなせいでずっと作ってくれてたので、、、、。匂いは記憶に結びつく確率が高かったと思います!確か!」 SNSユーザー達からは、数々の共感の声が寄せられた今回の投稿。読者のみなさんにはどんな香りの想い出があるだろうか? なお今回の話題を提供してくれたなななははさんは3人目のお子さんの出産時に緊急帝王切開を経験。後陣痛やケロイド状の肥厚性瘢痕、精神的負担に苦しんだ経験を多くの人に参考にしてもらえるよう、帝王切開の傷跡とエピソードを集めた共有サイトを運営している。共感した50名以上のお母さんたちから寄せられた傷跡の状態がわかる画像やケア方法、エピソードなど貴重な情報が満載なので、関心のある方はぜひチェックしていただきたい。 (まいどなニュース特約・中将 タカノリ)
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