ベンチプレス世界女王が筋肉隆々の肉体を披露 ブラジルから出稼ぎに20歳で来日
「この人にできるなら、私もやれる」が強さの秘訣
女子フィジークでも全国レベルの大会で優勝し、ベンチプレスでは世界記録を更新した小林選手。その強さの内側には、強靭なマインドがあった。 「2019年から2022年まではパワーリフティングに専念していました。2019年には世界クラシックベンチプレスに出場し、一般47kg級で103kgを挙げることができ、世界記録を更新して優勝することができました。その後2022年には全日本ベンチプレス選手権に初めてフルギアで出場し、28年間無敗だったレジェンド・福島友佳子さんに競り勝って優勝できました。当日は一般47kg級で132.5㎏を出すことができました」 小林さんは『最後までやり切る』ことを特に意識しているという。 「初めて女子フィジークに出場した2017年も、減量が辛すぎて途中で投げ出そうと何度も思いましたが、『ここで投げ出したら何も残らない』と思い、最後までやり切りました。練習にしても何にしても、その点は意識しています」 「また、特にパワーリフティングは、現在どんなにすごい記録を持っている人でも、最初は20kgバーから始めたと思うんです。常にそう思っているから、どんなにすごいとされる人と戦うことになっても、『この人ができるなら、私もやれる』と考えています。そのマインドと、あとは周りのサポート。試技中に声掛けしてもらったりと、周りの協力のおかげで結果を残してこれたと思います。特にサポートしていただいた横浜k’sジムさん、パワエリジムさん、湘南BPさん、NUTRIFORMATeamさん、Aurino de Lima Júnior (body make coach)さんには感謝しています」
取材:FITNESS LOVE編集部