早期に動く就活生が選ぶ「就職人気トップ300社」 3位は日本生命、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ、では1位は?
年々早期化している大学生の就職活動。政府によるルール変更で、2025年卒からは一定の条件を満たせば採用直結型のインターンシップ(就業体験)が認められることになり、早期から就職活動に動き出す学生が増えている。 【ランキングを全部見る】早期に動く就活生が選ぶ「就職人気トップ300社」 文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所が2026年春卒業予定の学生を対象に2024年10月に実施した調査では、インターンシップに参加したと回答した割合が81.9%で前年同期比で6.3ポイント増加した。早期から企業と接点を持てる、実務に近い体験ができるインターンシップが就活生から好評を得ているという。
■伊藤忠商事は3年連続1位 早くから就活に動き出す学生たちは、どのような企業に関心を持っているのか? 文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所が実施する「就職ブランドランキング調査・早期」の結果から明らかになった。同社の就職サイト「ブンナビ!」に登録する、2026年春卒業予定の大学生や大学院生を対象に調査したもので、今回は7930人から回答を得ている。 1位になったのは総合商社の伊藤忠商事だ。この時期の調査で3年連続でトップの座を維持している。20時以降の残業原則禁止や朝型勤務推進などの取り組みで知られ、従業員を大切にする企業というイメージが学生にも浸透してきたようだ。トップ10には、伊藤忠商事のほかに、住友商事が8位、三菱商事が9位に位置しており、難関大の就活生を中心に人気を集めている。
2位は広告代理店の博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ。夏期に2days・5daysの各種プログラムで多数の学生と接触する機会を設けている。 就活生に安定的に人気のある金融では、3位に日本生命保険、4位に大和証券グループ、6位に東京海上日動火災保険がトップ10に入った。 5位はソフトウェア開発やSI(システムインテグレーション)事業を展開するIT企業Sky。10位にランクインしたソニーは、昨年26位から大きく順位を上げた。