「協会はカズや井原を使えとは言わなかった」元U-23指揮官の西野朗がアトランタ五輪でのOA事情を激白!
「経験させたいと言った」
元日本代表監督の西野朗氏が、前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演。自身が指揮した1996年のアトランタ五輪でのオーバーエイジ(OA)枠について語った。 【動画】西野朗がアトランタ五輪を振り返る! 五輪での男子サッカー競技は23歳以下の代表チームが出場し、OA枠で24歳以上の選手が3名まで登録できる。パリ五輪に参戦している大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、このOA枠を採用していない。 28年前も同様に23歳以下の選手のみで戦った。前園氏に、日本サッカー協会からOA枠を使うよう指示があったのかと問われた西野氏は、こう明かす。 「28年ぶりに(本大会に)出て、この力で出た。で、監督がいらないって言っていることに、協会は『いや、それでもカズ(三浦知良)や井原(正巳)を使え』とは言わなかった」 そして「まず、どうなんだというのは、もちろんね、川淵(三郎)さんとか、提案はあったけど。いや、この世代が次、フランス(・ワールドカップ)でやってもらわなきゃ困るので、成長してもらうためにはこのメンバーでできるだけ、しかも23人からメンバーが18人に減らされちゃうからね。そこにオーバーエイジを入れたら15人しか選べない。経験させたいと言った」と振り返った。 日本は、アトランタ五輪でブラジルとハンガリーに勝利してナイジェリアに敗れ、2勝1敗だったものの、得失点差で及ばずグループステージで敗退。ただ、当時のメンバーでは中田英寿や城彰二、川口能活、服部年宏、伊東輝悦らが2年後のフランスW杯行きを果たすなど、貴重な経験を次に活かした。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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