王太子妃の連れ子が逮捕… ノルウェー王室に今何が起きている?
“シャーマン婚”で話題のマッタ・ルイーセ王女だけではない、近頃話題が豊富なノルウェー王室。現地時間8月4日(日)に王太子の義理息子が逮捕されるという事件まで発生した。そこで今回は、注目人物2人を中心に、ノルウェー王室の最新事情をお届けする。 【写真】ノルウェーの未来の女王、イングリッド・アレクサンドラ王女の成長アルバム
逮捕された、王太子妃の息子マリウスとは?
この結婚式を控え王室に対する国民の注目が集まる中、事件が起きた。現地時間8月4日(日)にメッテ・マリット王太子妃の息子マリウス・ボルグ・ホイビー(写真右)、27歳が女性に暴行したとして逮捕された。女性は「心理的及び身体的」に攻撃され、脳震とうを起こして病院で治療を受けたという。マリウスは王太子妃がホーコン王太子と結婚する前、23歳だったときに当時交際していた男性との間にもうけた子である。男性は薬物の取引などで逮捕歴のある人物で王太子妃に子どもができたことを知ると姿をくらましてしまった。
王太子妃も当時は薬物に手を出すなど荒れた生活をしていたが、妊娠&出産をきっかけに薬物を絶って再出発。シングルマザーとしてマリウスを育てつつオスロ大学に通い始めた。そして学生時代に王太子と出会い恋に落ち、結婚した。マリウスは王子の称号や殿下の敬称、王位継承権も持っていないが王太子の義理の息子であり、ロイヤルファミリーのメンバーとして扱われていた。その彼の逮捕に国民はびっくり。王室は正式に声明は発表しなかったものの王太子は逮捕時にちょうど開催されていた五輪を観戦するためパリへ。レポーターに事件のことを聞かれると「警察が介入している時点で深刻な問題だ」とコメント。事件の詳細に次いては答えなかったが、マリウスの関与も否定しなかった。
マリウスは逮捕後30時間拘束され釈放された。その後彼は弁護士を通じて声明を発表、コカインとアルコールを摂取した状態で恋人と口論になり彼女に暴行を加えたことを認めた。またこれまでいくつかメンタルの障害を患ってきたこと、長い間薬物乱用の習慣と闘ってきたことも告白。これから依存症の治療を再開することを明言した。マリウスは声明の中で恋人と、家族であるロイヤルファミリーたちへの謝罪も表明している。