大谷の年俸は10年230億円?全米ファンがメジャー移籍を待望してはや過熱
米国には、スポーツファンが記事を投稿できるファンサイトが複数立ち上げられていて人気だ。近年、マスメディア顔負けのよくできたWEBサイトも乱立していて、立派な“メディア”を形成しつつある。 そのひとつが「ファンサイデッド」だ。このサイトは、メジャーリーグ、NBA、NFL、NHL、サッカーのほか、大学スポーツチームなどについてファンが記事を投稿できるもの。プロスポーツ、大学スポーツあわせて300チームのページから成り立っている。 そのヤンキースファンが集うページに先日、「ヤンキースは大谷翔平選手の獲得にどのくらいのお金を費やすのか」という記事が投稿された。 このファンが投稿した記事は、「ヤンキースは先発投手の補強が必要だが、今オフのFA市場にはヤンキースが求めるような若手の先発投手がいない。しかし、大谷翔平選手が、このオフに米国に来ることを決断すれば、状況は一転する」と、勝手な推測を元に書き出している。 「今のところ、大谷の所属するチームがこのオフにポスティングするというサインはない。ポスティングの上限は2000万ドル(約21億円)だが、大谷はそれ以上の価値があるだろう」と、事実と感想も冷静に述べている。 それでも、大谷獲得を夢見るのがファンの熱さだろう。この投稿記事では「仮に、大谷が今オフに米国の球団と交渉できるということなれば、ヤンキースはどのくらいのお金を出せばいいのだろうか」と金額を分析。 「メジャーを代表するカーショー(ドジャース)、シャーザー(ナショナルズ)、グリンキー(ダイヤモンドバックス)の年俸3000万ドル(約31億円)には届かないだろうが、10年契約2億2000万ドル(約230億円円)ぐらいが妥当だろう。田中は7年契約1億5500万ドル(約161億円)だった」などと予想している。 さらにこの記事が投稿された直後、市民ジャーナリズム、プロの記者でなく一般市民が記事を書く「12UP」というオンラインニュースサイトが、「ファンサイデッド」のヤンキースファンの記事を引用して、さらに、史上まれにみる巨額なマネーが動くかもしれない、という推測を展開した。 記事の書き手はメッツファンのようだったが、「ヤンキースは、日本のスターを獲得するために破産するかもしれない」と見出しをつけた。 「大谷は、メジャーリーグと契約することが近い将来可能だとは発言していない」と、現状を正しく捉えた上で、「しかし、彼はどこから見ても絶対的なスター選手であり、彼がそれを宣言したときには大金を手にすることになる」と続けた。