大ピンチ! そうめん500キロ売れ残り→Xで「助けて!」→バズって爆売れ!…「助けて×SNS」を考える
白滝製麺の大ピンチからの逆転についてダイヤモンド・ライフ副編集長の神庭亮介氏は「Xの文化」が背景にあると説明する。 「X(旧Twitter)では、商品の誤発注や飲食店のドタキャンなど、ピンチに陥った人をみんなで助けるという出来事が繰り返し起きてきた。ある種の応援消費であり、単にコンビニで商品を買うのとは違って『物語性』がある。応援のために商品を買うことで、自分自身も物語の一部になれるということだ」 さらに神庭氏は今回のケースについて、「SNSユーザーが共感する素地が整っていた」と分析する。 「取引先から理不尽な要求を突きつけられたり、下請けいじめを受けたりといった辛い経験のある人は少なくないだろう。従業員を旅行に連れて行くことを咎めるような物言いは、明らかにおかしい。加えて、無味乾燥な投稿ではなく『中の人』顔が見えるような文章で助けを求めたことも、Xユーザーの共感を呼んだ。狙ってできることではなく、あくまで結果論だが、森岡社長の投稿にはバズる要素が詰まっていたと言える」 (『ABEMAヒルズ』より)