DAIGOから「詐欺じゃない」と心配されるも…50歳で結婚した姉・影木栄貴 ”別居婚”のリアル
故・竹下登元総理を祖父に、ミュージシャンのDAIGOさんと女優の北川景子さんを弟夫婦に持つ漫画家の影木栄貴さん。エッセイ『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』を上梓して話題の影木さんに、50歳で結婚した理由と結婚生活について伺いました。(全3回中の3回) 【写真】「逆に年齢詐欺」50歳とは思えない純白の花嫁・影木栄貴さん ほか(全14枚)
■夫とは結婚したい理由がほぼ同じだった ── 有名であることが不利に働くという理由から、マッチングアプリや結婚相談所は使わず、知人に“婚活宣言”をしていい人を紹介してもらうという形で婚活されていました。1歳年上のご主人とは行きつけのマッサージ店で紹介されて出会ったそうですね。“この人だ”と思えたのはどういうところでしょう?
影木さん:婚活を始めてから夫に出会うまでの約4年間、たくさんの男性と出会って、なかにはおつき合いした方もいたんですが、結局は自然消滅してしまって。その彼らと出会ったときも“この人だ!”とは思ってたんですけど…。 ── 常にベストだと思ってはいるんですね。 影木さん:そうそう。毎回、“この人だ”ってポジティブに思ってるわけです。私は基本的に、未来には疑いと期待と半々ずつ持っているんですが、過去については、“いいところ探し”をするタイプで(笑)。過去はすべていい思い出になっちゃってるんですよね。
── 過去の人とはくらべられないと。では、ご主人と続いているポイントはどこにあると思いますか。 影木さん:やっぱり夫が「栄子ちゃんの言う通りでいいよ」って、私の考えを優先するスタンスでいてくれることですかね。あとは、私の仕事をちゃんと尊敬してくれていて、おもしろがってくれるところ。そして私も、夫の鍼灸マッサージ師という職業をリスペクトしているので。とはいえ、最初に紹介されてLINEでやりとりを始めたときは、夫の文面には絵文字ひとつなくて、本当に堅苦しくて。第一印象はあんまりよくなかったんです。
── 最初はそういう感じだったんですね。 影木さん:でも初めて会ったときに、本当に気さくで優しい感じで。しかも、酒、タバコ、ギャンブル、女はやらない。借金もない。それに、お互いに結婚したい動機が近かったんです。夫も忙しすぎて自律神経を乱して、パニック障害みたいになっちゃった時期があって、そのときに「ひとりでいたら怖いな」と思ったそうで。その価値観が完全に一致したんですよ。それまでの人とは、金銭感覚とかクリエイティブな感覚とか、合うところと合わないところがあったんですが、夫とは合わないところほとんどなかったのが大きかったです。