【MotoGP】し烈な王者争いのMoto3クラス 日本GP実況の澁谷善ヘイゼルアナが熱く伝えます
■日本GPへ向け調子が上向く日本人ライダー
佐々木選手の世界チャンピオンへの挑戦もさることながら、その他の日本人ライダーの動向からも目が離せません。Moto3クラスには2018年シーズン以降、毎年5人以上の日本人選手がレギュラー参戦しています。 今季は佐々木歩夢選手、鈴木竜生選手、鳥羽海渡選手、山中琉聖選手、そして古里太陽選手です。この5人が、日本GPを前に心躍る記録を残しています。 第11戦カタルーニャGPで初めて全員がプラクティスから公式予選2に直接進出すると、決勝では勢いそのままに全員がポイントを獲得。こちらも初めてのこと。更にその勢いは止まらず、翌週のサンマリノGPでも日本人全員がポイント獲得というこれ以上ない成績を収めました。 続く第13戦、初開催となったインドGPでは鳥羽選手が2位、佐々木選手が3位で今季初めてとなる日本人選手のダブル表彰台も達成しました。
このように調子が上向いた中で迎える日本GPは予選が9月30日、決勝は10月1日です。佐々木選手のシーズン初優勝はもちろん、鈴木選手のシーズン2勝目(第2戦アルゼンチンGP以来)、鳥羽選手の2戦連続表彰台、さらには山中選手、古里選手のキャリア初表彰台にも期待が高まります。