【ラグビー】女子日本代表“サクラフィフティーン”、対アメリカ第1戦は17-17で引き分ける。
女子15人制のテストマッチ「太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2024」日本代表“サクラフィフティーン”対アメリカ代表の第1戦が8月11日にミクニワールドスタジアム北九州(福岡県)でおこなわれ、17ー17のスコアで引き分けとなった。 世界ランキング11位のサクラフィフティーンが同7位のアメリカと対戦し成長を見せた。 18時のキックオフ時点の北九州市の気温は32度、過酷なコンディションで始まったテストマッチ。前半12分、左サイドのラインアウトモールからPR北野和子がトライを奪った。難しい角度からのコンバージョンをSO大塚朱紗が沈め、日本が7点を先取した。 以降はアメリカに攻め込まれる時間帯が続く。耐えていた日本だが、31分にSHオリビア・オルティーズがラインブレイクし中央にトライをマーク。SOマッケンジー・ホーキンズも決まり、同点に追いつかれる。 その後すぐに日本が敵陣深くまで押し込み、36分にCTB小林花奈子が左スミにトライを決めて5点を勝ち越した。直後、40分にアメリカはWTBサマー・ハリスジョーンズのトライとコンバージョンで7点を追加し、前半は12-14のアメリカ2点リードで終える。 後半開始直後から日本がゴール前まで迫る。後半5分に左サイドのラインアウトモールからFL川村雅未がトライを奪った。SO大塚朱紗のコンバージョンはポストに弾かれるも、日本が5点を追加し逆転に成功した。 その後はスコアが動かぬまま試合終盤に突入。後半30分過ぎからアメリカが押し込む時間帯が続き、38分にPGで同点に追いつかれる。そこからスコアは動かず、17-17の引き分けでノーサイドとなった。 過去2敗のアメリカ戦での初勝利はならずも、初めて引き分けたサクラフィフティーン。レスリー・マッケンジーHCは「課題も見えたが、フィジカルやディフェンスの面での成長も見られた」と試合での収穫を語った。 両チームの第2戦は8月17日に小笠山総合運動公園エコパスタジアム(静岡県袋井市)でおこなわれる。