半世紀前「BB対カウンタック」に熱狂!「将来絶対フェラーリに乗る!」と決意して自動車ジャーナリストになりました【極私的スーパーカーブーム】
今もスーパーカーブームは継続中!
ブームの頃の思い出ってじつはあんまり鮮明じゃない。写真も残ってない。ミニカーが少し。それって自分の中ではブームが終わっていなかったという証なんじゃないか、とも思っています。大切な記憶、というよりも、毎日が大事、というか。 もっというと「実車を見たい!」という欲求が昔はさほどなかった。奈良の田舎に住んでいると国道に行ったってボルボくらいしか走ってないわけです(本当は奈良にも「ミウラ」やカウンタックがいたということを後で知りました)。漫画のヒーローや怪獣の本物に直接会いたいとはなかなか思わないですよね。でもそれがかえってよかった。妄想は膨らみ、夢は頭の中で純粋培養された。だから大人になって買うという気持ちにもなれた。それが今もなお続いている。だから毎日スーパーカーのことを考え、表現し、乗って楽しむことができているんだと思います。 ボクにとってスーパーカーとは何か。形而下では“マルチシリンダーエンジン(6発、できれば8発以上)をリアミドに積む2シーターのGTスポーツカ””です。でも、そんなことはもうどうでも良くて、還暦も近くなってくると「もう一度、ギャフンと言わせてよ」という気分が強く、形而上でスーパーであることをアピールするクルマにもっと出会いたいなぁ、と思う毎日だったりするのです。
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