【京王杯2歳S予想】的中の秘訣は前走からの間隔にある!? 重賞好走馬に立ちはだかる試練
今週の土曜日は、東京競馬場で京王杯2歳ステークス(GII・芝1400m)が行われます。 【写真】マイネルチケットのこれまでの軌跡 過去10年の京王杯2歳Sでは、前走から中4週以上の間隔で出走した馬が9勝2着9回3着7回と良績を残しています。 この時期の2歳馬はキャリアの浅い馬ばかりですし、体力的に完成されていない馬がほとんどではないかと思います。その状況で前走から十分に間隔が空いていない馬については、前回のダメージが残り本来の力を出し切れる状態にないと考えられます。 前走から中3週以内で出走した馬は50頭。この内、馬券に絡んだのは5頭のみとなっています。複勝率や単勝、複勝の回収率などは悲惨な結果となっていますし、今年の京王杯2歳Sでもゆとりのあるローテーションを組まれている馬に注目してみるのもいいかもしれません。 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。 【条件】 前走オープン以上に出走且つ前走から中3週以内の馬 [0-0-0-12]複勝率0% 該当馬:シンフォーエバー、マイネルチケット (過去の該当馬:15年レッドカーペット3番人気14着、14年ワキノヒビキ2番人気7着) ※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。 上位人気が予想されるマイネルチケットが該当しました。 前走から中3週以内の馬の中でも、特に厳しいのが前走でオープン特別以上に出走していた馬です。 前走でオープン特別以上に出走していた馬は、レベルの高いメンバーを相手にしていますので、レースでのダメージが前走1勝クラス以下の馬よりも大きいのでしょう。ハイレベルなレースを走った経験は貴重な財産と言えますが、それ以上に前回で受けたダメージが致命傷となり結果を残せていないと考えられます。 マイネルチケットの前走はサウジアラビアRC(GIII)で3着。上位に好走しているように高い能力は示しています。しかし、レベルの高いレースで目一杯の競馬をし、今回は中3週での出走となります。 また、マイネルチケットは栗東所属の馬になりますので、短期間で2度目の東京への輸送となります。この時期の2歳馬にとっては大きな負担になる可能性がありますので、前走同様の走りが見られないケースも考えられます。 このような不安を抱えているだけに人気馬でも信頼はしづらい印象ですし、ここは思い切って本馬の評価を下げて考えることも、的中を得るためには必要な策になるのではないでしょうか。 重賞レースの参考に、是非お役立てください。