廃品回収を装い軽トラックで自転車盗む 360台超盗んだとして男を送検 被害総額は512万2570円 所沢、狭山、入間市内の駐輪場などで 自転車は回収業者に売却し、生活費に 「少しでもお金にしたかった」と話す49歳
自転車を繰り返し盗んだとして、埼玉県警所沢署は18日、窃盗の疑いで、東京都東大和市のアルバイトの男(49)をさいたま地検川越支部に追送検した。窃盗事件323件(被害総額約514万4570円相当)を確認し、うち318件(同512万2570円相当)を追送検して捜査を終結した。 自転車の窃盗に使われた軽トラック【写真2枚】
追送検容疑は2020年2月1日から24年6月25日ごろまでの間、所沢、狭山、入間市内の駐輪場など318カ所で、自転車など365台を盗んだ疑い。 同署によると、男は軽トラックでマンションなどの駐輪場を訪れ、廃品回収業者を装って、1度に自転車を複数台盗んでいた。盗んだ自転車は鉄くず回収業者に売却し、生活費に充てていたという。所沢市内で自転車が盗まれる被害が多発していたことから、同署が捜査を強化し、自転車を積んだ軽トラックを発見。防犯カメラの映像などから男を特定し、今年6月27日に逮捕した。男は「少しでもお金にしたかった」と容疑を認めているという。