疲れがとれない、クヨクヨ、イライラ。これって更年期?と思ったら、まずは試したい管理栄養士のおすすめレシピ「鮭のミルクグラタン」と「回鍋肉」
なぜ、更年期症状は起きるのでしょうか
朝なかなか起き上がれない、寝ても疲れがとれない。子どものちょっとしたことでイライラしてしまう。そんな症状がある方は、もしかしたら更年期の影響かもしれません。まずは、更年期とはどういうものかを知ることも大切です。基礎知識と、後半ではおすすめ食材を使ったレシピをご紹介します。 【画像16枚】回鍋肉はわかめと厚揚げで、鮭のグラタンは食パンをくり抜いて!更年期におすすめレシピ2品 更年期は、女性のみならず男性にも起きる症状としてヘルスケアが重要視されています。本来、女性はエストロゲンという性ホルモンで女性らしい体つきや機能を保ち、男性はテストステロンという性ホルモンにより男性らしい体系や機能を維持しています。 ですが、これらの性ホルモンは加齢と共に減少。女性も男性も自律神経をつかさどる脳の視床下部と連携して性ホルモンを分泌していますが、性ホルモンの分泌量が減ることで脳では誤作動が起こります。理由は、脳の視床下部から性ホルモンを分泌するように指令を出しても性ホルモンの分泌機能が弱まり、ホルモンの生成自体ができないからです。 結果として自律神経の乱れなどで更年期症状が生じると考えられています。
気をつけるべき年齢はいつごろ?
日本人女性の平均的な閉経は、だいたい50歳くらい。閉経の前後10年間を「更年期」と呼びます。一般的に女性ホルモンであるエストロゲンの減少は、35歳ごろからゆるやかにスタート。卵胞数が減少することに伴い「閉経」によって生殖機能が終わりを迎えていく変化の過程で更年期症状が現れだします。 一方で、男性は40代以降いつでも更年期が起こりうるといわれています。最近、話題の「プレ更年期」は、医学用語ではありませんが、更年期症状が現れはじめる30代後半から45歳ごろまでを指します。そのころから不調を感じやすくなる方が増えてくるため、「プレ更年期」と呼び、いま注目されているのです。
更年期症状の一例をチェック
自分が更年期かどうかの判断は難しいもの。一般的な更年期の症状をまとめてみましたので、気になる症状の有無を確認してみましょう。※更年期以外でもこれらの症状として現れることがあります。特に気になる不調がある方は、その専門医を受診してください。 【更年期症状の一例】 □疲労感がある □感情の起伏が激しい □月経不順、不正出血 □のぼせ、発汗 □不眠 □手足が冷たい □性交痛、尿失禁 □動悸や息切れ □頭痛、めまい □肩こり、関節痛