【NFL】チーフスに勝利し「ずっとこの試合を楽しみにしていた」とパッカーズQBラブ
2シーズン前、グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)ジョーダン・ラブはカンザスシティ・チーフス戦で、アーロン・ロジャースの代役として短い準備期間でキャリア初先発を務めた。その時のパフォーマンスを「上手くいかなかった」と表現するのは優しい言い方だろう。その日、アウェーの試合で、若手QBのラブはブリッツに弱い姿を見せていた。 【2023年第13週】勝率5割に戻したいパッカーズが9勝目を狙うチーフスとサンデーナイトゲームで対戦
しかし現地3日(日)の夜、ラブは状況を一変させた。
ラブはチーフス守備コーディネーター(DC)スティーブ・スパグニョーロがコールしたブリッツに対して見事なプレーを見せ、チーフスのディフェンスを切り裂いて267ヤード、タッチダウン3回をマークし、27対19で勝利を収めている。
チームの公式発表によると、ラブは「これはすごく大きい。個人的には、もちろんこの試合をずっと楽しみにしていた」と話し、「(2021年のチーフス戦での)初先発では思ったようにプレーできなかったから、このチームともう一度対戦して、勝つことができたのは本当に大きい。今夜はチームとして最高の勝利だ。みんなが素晴らしいプレーをしたし、素晴らしい勝利だ」と続けたという。
プレッシャー下でのラブのプレーは、この試合の鍵だった。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、ラブは日曜日の夜の試合でブリッツを受けた際、パス17回中12回を成功させ、タッチダウン3回、パサーレーティング125.0をマークしているという。
ブリッツに対する自分のプレーについてラブは「個人的には、ただ見抜けるかどうかだけだと思う」と分析し、こう続けている。
「もっと多くの練習をこなし、どこにボールを送るべきか理解して、前より快適にプレーできるようになった。オフェンシブライン(OL)も、全力でブリッツを止めてくれた。オールアウトやブリッツを仕掛けてくる相手に対応するのは簡単じゃないけれど、彼らOLはオレに時間を与えてくれるし、レシーバーもオープンになるタイミングや、オレにどれくらいの時間があるのかを意識してプレーしてくれている。オレたちがチームとして練習していることだ。チームによってはブリッツを仕掛けてくることを知っているし、俺たちはそれに対応し、相手チームが同じことを繰り返さないようにしなければならない」