宮中に納めた記念米を知事へ贈呈 佐世保からの宮中献穀は42年ぶり「毎日毎日米を見に行った」【長崎】
テレビ長崎
秋の実りに感謝して、宮中に納めた米と同じ田で収穫した新米を生産者が28日長崎県知事に贈呈しました。 28日午前、長崎県庁を訪れたのは、佐世保市柚木町の農業 松永昌志さん(63)と宮中献穀佐世保奉賛会のメンバーです。 10月末に無事、宮中に新米を収め、11月23日の新嘗祭に用いられたことを知事に報告し、同じ田で収穫した米を手渡しました。 佐世保市が宮中に米を納めるのは42年ぶりで、松永さんは「名誉なことで責任も感じていた」とほっとした表情でした。 田植えや収穫には柚木小学校の子供たちも参加し、佐世保奉賛会は「子供たちが農業を体験し、食について考える良い機会になった」としています。 2024年の夏は暑さが厳しく、松永さんは熱中症にかかることもありましたが、品質の良い米を作るために懸命だったと振り返りました。 松永 昌志さん 「イノシシの被害がないか、水が十分に溜まっているか、毎日、本当に毎日見に行きました」 丹精のかいあって、米のできは上々だったということです。
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