子どもが大きくなったのに「つい言ってしまう声掛け」がちょっと切ない… 父母144人に聞いた
子どもの成長とともに、家庭内でよく使われる言葉は変わっていきます。毎日のように使っていたのに、いつの間にか不要になってしまった言葉もあるのではないでしょうか。 今回は、6~18歳の子どもがいる男女144人にアンケートを実施。 子どもが大きくなっても、つい口に出してしまう言葉について質問しました。 育児にたくさんのエネルギーを傾けていた頃の“名残”をとどめる言葉をご紹介します。
なかなかクセが抜けない「乳幼児向けの言葉」
子どもが乳幼児の頃に使っていた言葉を今も使ってしまう、という声です。 「車に乗ったとき“カッチンして”と声かけてしまう。もう“シートベルトして”で通じるのに」(34歳女性/その他) 「寝転んでということばを“ゴロンして”と言ってしまう」(36歳女性/主婦) 「“ねんねしなさい!”と赤ちゃん言葉で言ってしまう」(36歳女性/主婦) 「お鍋を運ぶとき“あちちが通るよ”と言ってしまう」 (51歳女性/主婦) 「ドライヤーのことを“ブーン”と呼んでいて、風呂から上がったら“ブーンして”と言ってしまう」(49歳女性/主婦) 言葉は、人が意思疎通するための、形のない道具のようなもの。幼児期には、子どもに伝わりやすく、真似しやすい機能に特化した“カスタムメイド”の言葉が家庭の中を飛び交いますよね。 子どもの成長とともに、親しか使わなくなっていた言葉、皆さんにもありませんか?
何歳になっても「子どもの無事」を願うから…
続いて、道路にひそむ危険から子どもを守る言葉です。 「お店の駐車場や車の通りが多いところで危ないと思って“はい手をつなぐよ”と言って、ついつないでしまいます。小学校高学年になればしなくなるのかな」(40歳女性/主婦) 「駐車場でついつい“車確認して!走らないで”としつこく声をかけてしまいがち」(41歳女性/その他) 「子どもが出かけるときに“車に気を付けて”という」 (50歳男性/営業・販売) 「高校生になっても毎朝“気を付けてね”と声掛けしている」(43歳女性/主婦) 子どもが交通事故の恐ろしさや交通ルールを理解できていない時期には、保護者は行き交う車両から子どもを守るのに必死。これらの言葉には、心配が絶えない、気の抜けない毎日の軌跡が刻まれています。