実は英国「6番目」の人気モデル! 小改良で不満解消 ヒョンデ・ツーソン・プラグインHVへ試乗
ハードスイッチ復活 いくつかの不満を解消
筆者が評価したいのは、エアコン用に実際に押せるハードスイッチが復活したこと。ナビや再生メディアなどにも、ショートカットが用意されている。その結果、車載機能の操作性は大幅に改善した。 運転支援システムも、ステアリングホイール上のボタンで切り替え可能。車線維持支援が不要なら、ワンタッチでオフにできる。警告音が大きく、ステアリングへの介入が小さくないから、頼りたくないというドライバーはいると思う。 荷室の容量は、616L。マイルド・ハイブリッドから、4Lしか狭まっていない。 さて、小改良後のツーソンの英国価格は3万2000ポンド(約614万円)から。プラグイン・ハイブリッドでは3万9275ポンド(約754万円)へ上昇するが、これはひと回り小さいトヨタC-HRのプラグイン・ハイブリッドと同等だ。 これまでの、いくつかの不満解消に努めたツーソン。個性的なスタイリングはそのままに、インテリアは一新され、運転支援システムなどの操作性は改善された。 家族との週末旅行を、従来以上に楽しめるようになったといえる。1度の充電で走れる距離がもう少し長ければ、訴求力はさらに高まるはずだが。 ◯:多くのライバルより好印象なインテリア 丁寧に運転すれば燃費を伸ばせる △:6速ATの反応が鈍め SUVでも運転を楽しみたい人には不向き
ヒョンデ・ツーソン 1.6Tプラグイン・ハイブリッド 4WDアルティメット(英国仕様)のスペック
英国価格:4万5875ポンド(約880万円/試乗車) 全長:4510mm 全幅:1865mm 全高:1650mm 最高速度:186km/h 0-100km/h加速:8.1秒 燃費:76.9km/L CO2排出量:29g/km 車両重量:1940kg パワートレイン:直列4気筒1598cc ターボチャージャー+電気モーター 使用燃料:ガソリン 駆動用バッテリー:13.8kWh 最高出力:255ps(システム総合) 最大トルク:37.3kg-m(システム総合) ギアボックス:6速オートマティック(四輪駆動)
ジャック・ウォリック(執筆) 中嶋健治(翻訳)